野田山 (のだやま) 722m【掛合町】
 野田山は掛合町波多地区の南側にあり、頓原町に接しています。古く出雲風土記
に『波多の小川。源は郡家の西南二十四里なる志許斐山より出で、北に流れて須佐
川に入る。』とあり、志許斐山が野田山であるといわれています。

 県道川本波多線を南へ進んで小原からのアプローチが一般的ですが、田上集落か
ら植物との語らいを楽しみながらの登山も楽しいものです。いずれのコースも山が
すぐそこに見えています。

 雄大な山容にもかかわらず登山者が少ないのは、案内板などが無いためなのかも
しれませんが、 700mクラスの山に60分かけてゆっくりと向かうのも魅力のひとつ
です。

 野田山はクヌギ、コナラ、ノグルミなどの落葉樹がほとんどですが、所有者が多
く植林も行われているために全体的には混成林となっています。早春の野田山はか
わいらしい草花が迎えてくれます。

 中でも落葉樹の下に群生するイチリンソウは思わず写真に収めたくなるような感
動を覚えます。また秋の夕日がツタウルシの紅葉に射して燃えそうな赤と常縁樹の
コントラストが野田山の特徴と言えます。そんな野田山の魅力を知ってもらおうと
地元の人たちによって登山道の整備が計画されています。

 これまで開発されることもなく、自然が残っている山です。今なら手つかずの自
然があなたを迎えてくれることでしょう。

 麓には天然温泉『満寿の湯』が下山を待っています。満寿の湯は透明泉で「もて
なし」の真心のサービスがうれしい温泉です。

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